Brand Story

Story

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本物の木が持つ温もりや、
時が経つごとに味わい深く変化する風合いを、
もっと多くの人に体感して欲しい。
そんな想いから「FORESTERIOR」は
生まれました。

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近年の技術の進化とともに内装材も変化してきました。
改めて私たちは、本物の木が持つ「温もり」や時が経つごとに
味わい深く変化する「風合い」をもっと多くの人に体感して欲しいと考えました。
そしてツキ板で持続可能な未来に貢献し、
様々な空間をより魅力的に演出したいとの想いから「FORESTERIOR」は生まれました。

FORESTERIORが考える
アップサイクルポリシー

ツキ板を用いた天然木化粧板づくりは、
その制作過程において約50%※が「端材」となります。
また、従来美しいとされる基準に満たないツキ板も存在し、
その多くは長年倉庫に眠ったままです。
「FORESTERIOR」は、長年の経験で培った大和ツキ板産業の技術力と、
空間デザイナーやグラフィックデザイナーの感性を掛け合わせることで、
端材や未利用材を積極的に活用しやすい商品設計と
質の高いデザインを生み出します。

アップサイクルポリシー
アップサイクルポリシー

Challenge

FORESTERIORのコンセプト

  • ツキ板に、新たな価値を

    自然が育んだ木々の一片を、ただの素材として終わらせるのではなく、新たな価値を与える。 それが、天然木のツキ板にこだわるFORESTERIORの在り方です。

  • アップサイクルで蘇る

    捨てられるはずの端材や未利用材に、新たな命を吹き込む。それは単なる再利用ではなく、環境に配慮しながら、より美しく生まれ変わらせ、持続可能な未来の空間を創ることにつながります。

  • 発想の種となる

    木の個性と温もりをより自由に、より使いやすくするFORESTERIOR。
    ただの化粧や装飾ではなく、天然の表情と機能性を最大限に引き出し、空間デザインの新たな発想の種となります。

端材・未利用材が生まれる背景

端材について

ツキ板製品を作る過程では、ツキ板の綺麗な部分のみを残し必要寸法に切り落とす「裁断」と呼ばれる工程があります。
裁断は長さ方向と幅方向に対して行うため、それぞれに端材が生じます。

裁断工程

節を除いたり、木目の曲がりを正すように裁断。

裁断工程
裁断工程

長さ方向の端材

端材(幅方向)

幅方向の端材

ツキ板は天然素材のため、節や白太などが無い個体はありません。
より綺麗に見えることが大前提のツキ板作りでは小さな節でも連続して並ぶと目立ってしまいクレームとなるため、多くの場合では避けて裁断を行います。

節も含めた木取り

より綺麗に見せるために

節を除いた木取り

より綺麗に見せるために

ツキ板には2400㎜、2700㎜、3000㎜という基本的な長さがあります。
物件ごとに寸法が変わることが多く、またきれいな木目を切り出すためには、必要な長さよりも長いツキ板から切り出すことがほとんどです。

壁面材

壁面材

建具用材

建具用材

家具用材

家具用材

未利用材について

  • 節・白太

    木目の中央などに節や白太がある場合、標準的な寸法が確保できない個体は使われないまま残ってしまいます。節は一度現れると50枚近く使えなくなる場合もあります。

    節・白太
  • 少量のツキ板

    特注ツキ板は一度の注文で何十枚、何百枚の化粧板を製造します。数枚の化粧板しか取れない少量のツキ板では品質管理が非常に難しく、活用が出来ていません。

    少量のツキ板
  • 短いツキ板

    裁断した後ある程度の長さが確保できているツキ板は保管しておくケースもあります。しかし、通常のツキ板よりも短いため実際に使える機会はほとんどありません。

    短いツキ板

大判パネルや小幅板が主流のツキ板製品では、長く、幅広く、美しいツキ板が求められています。そのため、美しい木目のツキ板でも、短いものや真ん中に節などがあるツキ板は活用が非常に難しいのが現状です。

長く、幅広く、美しい突板を求めて

長さの中央あたりに節などがある場合、上下ともに標準的な長さが取れないため活用は難しい。

主な端材・未利用材の加工方法

  • 未利用材を貼り合わせて加工

    未利用材に多く含まれる曲がったツキ板の隙間や白太のグラデーションには、木本来の力強い美しさがあります。それらをあえてランダムに貼り合わせることで、ツキ板を無駄なく活用しながら、一つとして同じもののない豊かな風合いを生み出しています。

    • 未利用材を貼り合わせて加工
    • 未利用材を貼り合わせて加工
  • 端材をフレーク状に加工

    Wood Terazo(ウッドテラゾー)は異なる樹種の端材をフレーク状にし、組み合わせたボードです。少量の端材も活用できるだけでなく、それぞれの樹種の個性を際立たせた独自の表情を生み出します。

    • チップボードに加工
    • チップボードに加工
  • 端材をチップ状に加工

    従来の製造工程では、節や白太、荒い木目は除かれることが一般的でしたが、チップにすることで、それらの特徴を欠点ではなくデザインのアクセントとして活かすことができます。これにより今までは使用されなかった部分も、新たな価値を持つ素材へと生まれ変わります。

    • テラゾー柄ボードへ加工
    • テラゾー柄ボードへ加工
  • レーザーカット加工

    レーザーカット技術を活用し、意匠性の高さだけではない高精度な仕上がりを実現。建材として重要な施工のしやすさにもこだわり、端材や未利用材の活用範囲を広げています。

    • レーザー加工
    • レーザー加工

Future

フォレステリアのこれから

森からの恵みであるツキ板の表情は、ひとつとして同じではなく、みんな個性を持っています。それを最大限に無駄なく活かし、使いやすく魅力的なカタチで、社会に提案し続けることが、私たちの使命です。
「FORESTERIOR」は、自然と社会と共生し、これからもツキ板の可能性を追求していきます。

Future

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